「飲み込み」を意識したことはありますか?

皆さんは「飲み込む」という動きを意識したことはありますか?

食べ物を口に含んでよく噛み「ゴクン」と飲み込む。この動作は嚥下(えんげ)と呼ばれています。若く健康なうち、その動作について意識することはほとんどありません。

しかし高齢や病気による後遺症・身体障害などの理由から食物を上手に飲み込めなくなったとき、人はさまざまな身体的・心理的な問題に直面するのです。

30年以上、現場でその治療対応を続けているのが、リハビリテーション科の医師であるわたくし本多知行です。

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サイトを立ち上げたきっかけ (ブログ記事へジャンプします)

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専門家として、嚥下にまつわる苦悩を少しでも多く解決・予防したい。

そんな想いからこのサイトを立ち上げました。

嚥下を知る重要性

超高齢社会の日本で

超高齢社会に突入する日本において、加齢や病気の併発の結果「口から食べること」が困難になる方々が増えています。

口から食べられない・食べてはいけないことを、摂食嚥下障害と言います。

嚥下障害になるといわゆる「むせる」ことが非常に多くなります。食べ物が気管に入っていってしまい(誤嚥といいます)結果として、誤嚥性肺炎になる可能性がますます高くなってきます。

そうすると、口から食べることが禁止されたり、点滴や経管栄養(鼻からのチューブや胃瘻)で栄養を摂ることになるのです。

好きな物を美味しく食べたり、食事中の一家団欒などができない。

やるせない・寂しい気持ちになると多くの患者さんは言います。

誤嚥性肺炎は現在、日本での死因の6番目となっており、年間4万2千人が亡くなっています(2020年)。これが今後も益々増加すると言われています。

しかし、この摂食嚥下障害は基本的な考え方や知識を学ぶことによって早期発見や予防が可能です。「のどの中で起こっている誤嚥」を恐れ、大変だ、関わりたくないと思う必要はないのです。


摂食嚥下障害に悩み、不安に思う方々へ

私はリハビリテーション科の医師(以下リハ医)です。1988年からかれこれ30年以上になります。経管栄養や胃瘻の患者さんに摂食嚥下のリハビリを実施することで、管を抜くことができ再び口から食べられるように治療してきました。

現在では言語聴覚士(ST)がこの治療の前線に立ちます。

しかし、介護施設や訪問、在宅で仕事をしているSTは少数。病院以外の場所では、摂食嚥下障害の本人やご家族をケアするにあたり、スタッフは何をどのように考え対応していったらよいのかで困ってしまうことが多いのです。

またSTさんがいても1人では対応困難なことも多く、誰かに相談したいと思うことも少なくないようです。
ご本人やご家族の不安はなおのことと思われます。

そこで今回私は、長い間「摂食嚥下リハビリの専門家」として重ねてきた経験を活かし「摂食嚥下障害に悩み、不安に思っておられる方々」に対して相談事業を始めました。

困った時にはいつでも相談できる安心感・安堵感が得られ、専門家のいない地域でもより早い疑問の解決が可能になってきます。

私とつながりを持つことによって、日本中の摂食嚥下障害患者さん・そのご家族・摂食嚥下障害に関わる医療介護職・今健康な若い方々にも…誤嚥性肺炎や誤嚥を心配することなく、人生最期まで「口から食べられる」喜びを保ち続けられるようになってほしい。そう考えています。

嚥下の知識は、誰であっても、歳を重ねるほどに重要になってくるのです。その時になって慌てるのではなく、明るい未来を先取りするために予防を心がけ、正しい考え方が身に付くよう、一緒に進んでいきましょう。


ご相談はこちらから

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少しでも不安や心配があればまずはお気軽にご相談ください。

全国どこにお住まいの方でも、リモート面談で対応いたします。

よくあるご相談

介護中の母(父)がむせて苦しくしていることがあります。どうしたら楽にしてあげられますか?
嚥下障害ではないのですが、障害(脳梗塞後遺症)についての相談も可能ですか?
胃ろうの家族がいます。何かしてあげられることはあるでしょうか?

------ 現状をお聞きし、今後どうしたら良いのか方針を立てることができます。


入院中の病院で、嚥下のケアを十分にしてもらえていない気がします。

------ 摂食嚥下障害の治療先(医療機関や先生など)情報をお教えします。


施設のスタッフに、嚥下リハビリの知識を深めたいと言われました。

------ 看護師やSTなど、職種ごとの摂食嚥下リハビリ対応についてご指導します。


こちらのホームページを見ていて、嚥下より奥様のプロジェクトに興味が湧きました。

------ ぜひ妻のホームページも覗いてみてください。笑